クレジットカードには、利用者の属性や目的に応じた「ステータス(ランク)」があります。一般的には「一般(レギュラー)カード → ゴールド → プラチナ → ブラック」の順にステータスが上がっていき、ステータスが高いほど、より充実した特典やサービスが用意されています。
では、ステータスによって具体的に何が変わるのか?以下で詳しく見ていきましょう。
■ 一般カード(レギュラーカード)
最もベーシックなカード。年会費無料または低額のものが多く、初めてのクレジットカードに向いています。
【特徴】
・年会費無料〜1,000円程度
・ポイント還元など基本機能を網羅
・学生や主婦でも作りやすい
■ ゴールドカード
一般カードの上位にあたるカードで、旅行保険や空港ラウンジ利用などワンランク上のサービスが付帯されます。
【特徴】
・年会費:2,000〜15,000円程度
・海外・国内旅行保険が充実
・空港ラウンジ(国内主要空港)を無料で利用可能
・利用限度額が高めに設定される傾向
■ プラチナカード
ゴールドのさらに上位で、ステータス性とサービスのバランスが取れたカード。コンシェルジュサービスや高級レストランの優待などが魅力。
【特徴】
・年会費:2〜5万円前後
・専用コンシェルジュによる24時間対応
・プライオリティ・パス(世界中の空港ラウンジ利用)付帯
・高級ホテルやグルメの優待サービスあり
■ ブラックカード
最上位クラスのカードで、一部は「インビテーション(招待)」制。利用履歴や年収など、厳しい審査をクリアした人だけが持てる「真のステータスカード」です。
【特徴】
・年会費:10万円以上も珍しくない
・圧倒的な利用限度額と優遇対応
・専任コンシェルジュ・秘書的サービス
・特別イベント・ラグジュアリー体験の招待など
■ 注意点:高ステータス=お得とは限らない
高ランクのカードは年会費も高くなります。付帯サービスを活用しなければ割高になる場合もあるため、ライフスタイルに合ったランクを選ぶことが大切です。
たとえば…
・出張が多い人 → 空港ラウンジが使えるゴールド・プラチナ
・高額決済が多い → 高限度額のプラチナ・ブラック
・あまり使わない → 年会費無料の一般カード
クレジットカードのステータスが上がるほど、得られるサービス・サポート・信頼度が高まる一方で、年会費や審査基準も厳しくなります。単なるステータスシンボルとして選ぶのではなく、「どんな特典を日常的に活用できるか?」を基準に、自分に合ったランクを選ぶことが大切です。